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MESHとIFTTTとSlackで開錠確認をする。

はじめまして、ソリューション技術部の藤原です。

今回は弊社で困っていた事をタイトルの組み合わせで解決したという内容を記載します。

背景

私がいるオフィスルーム(FSC)の施錠管理は鍵を持っている社員が行っています。そのため、鍵をもっている社員の急な直行や休暇などで 開錠出来ない場合、タイミングによっては空いてないことを確認し、本社へ予備鍵を取りに行く必要があり2度手間になり面倒だった。 事前に空いていないことがわかれば予め本社に立ち寄ってからFSCに出社できるため2度手間にならない。 何より朝一「う、開いてないじゃんイラッ」とならず精神衛生上よい! 以上のことを解消するために「MESH+IFTTT+Slack」の組み合わせを試してみることにしました。

MESH、IFTTT、Slackについて

MESHとは

 ソニーから発売されている、ブロック状の電子タグ(MESHタグ)をアプリ上でつなげることにより、様々なことが実現できる機能をもった電子タグ。難しいプログラミングや電子工作の知識を必要とせずにIoTを実現できます。

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IFTTTとは

 Webサービスを連携させる「IFTTT(イフト:IF This Then That)」というサービスを利用すれば、あるWebサービスと別のWebサービスを簡単に連携させて、新しいサービスにすることができる。プログラミングは不要で、すでにIFTTTで提供されている既存の連携サービス(IFTTTでは「レシピ」と呼ぶ)を使えば、アクセス許可やフィルターの条件などを記述するだけで済みます。

IFTTTの名前の由来である、「もし(IF)『This(入力)』ならば(Then)『That(出力)』する」の「This」 と「That」を対応サービスから選択すれば、新しいサービスが作成することができます。

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IFTTT helps your apps and devices work together

Slackとは

 利用している方も多いとは思いますが、Slackは、米国サンフランシスコに拠点を置いているSlack Technologies, Incが提供しているビジネス用チャットツール です。今ではPCのスタートアップ時には必ず導入する位置づけになっていると感じています。 。

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実際のチャット画面は以下のような感じです。

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実際に行った内容

今回行った内容は、「会社の入り口が開いたらSlackへメッセージを送信する。」といった簡単な作りになっています。

  • 動きを感知するタグをオフィス入り口(鍵部分)に設置
  • MESHのレシピでIFTTTとSlackを接続
  • レシピ上のSlackで送信するメッセージを作成

使用したタグとレシピ

使用したタグはこちら

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このタグをオフィスの入り口に設置します。

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使用したレシピはこちら

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使用したIFTTT

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開錠した結果

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使用してみて

ほぼ設定という設定はなく簡単にやりたいことを達成できました。色々タグがありますので、今回使用したタグ以外もアイディア次第ではもっと面白い事が出来ると思います。 また試して良かったらご紹介します。