久しぶりの投稿です。
システム開発チームの中島です。
3月はバタバタ忙しかったのですが、最近やっと少し落ち着いてきたので、チームで心理的安全性ゲームをやってみました。
楽しく学べるツールだったので紹介したいと思います。
心理的安全性ゲームとは
心理的安全性について、カードゲームを通して体験し、学ぶことのできるツールです。
詳しくはこちらを参照してください。
心理的安全性ゲーム
心理的安全性って
私自身は色々なところで見たり聞いたりして馴染みのある言葉だったので、いきなり「心理的安全性ゲームやってみようぜ」とチームに持ちかけたのですが、メンバーからの最初の反応は「そもそも心理的安全性って何?」というものでした。
言われてみればちゃんと説明したことなかったな、ということで、まずは心理的安全性について説明しました。
心理的安全性についてはGoogle re:Workにあるこの説明がわかりやすいかと思います。
心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。
さて、チームの現状はどうか、というと心理的安全性はそんなに低くもないんじゃないかと思ってます。
…思ってるんですが本当にそうか?と言われると自信はないです。
それもあって、ちゃんと内容を理解した上で、ゲームを通じて体験し、議論してみたいと考えて今回の場を設けてみました。
やってみた
さて、実際にゲームをやってみました。
カードは3種類あります。
- 状況カード:様々な状況に応じたセリフが書かれたカード
- 例)<クレーム発生>この件、誰が担当する? など
- 発言カード:状況カードに対する受け答えが書かれたカード
- 例)自分はやりたくない など
- オプション:発言カードの一種で発言カードと一緒に出すカード
- 例)目をそらして言う など
ルールは簡単で、発言カード・オプションカードを4枚ずつ(参加人数と同じ枚数。4人なら4枚、5人なら5枚)配ります。
中央には状況カードの山を置きます。
「平和を乱す役」を1人ずつ順番に担当し、平和を乱す役の人は状況カードを1枚引いて書いてあるセリフを読み上げて場に出します。
それ以外の人は、出された状況カードに対して、手札から1枚発言カードを選んで、書いてあるセリフを読み上げて場に出します。
状況カードも発言カードも、感情を込めて演じきることが求められます。これがなかなか難しいですが、臨場感をもって臨んだ方が「体験する」うえで、より効果があるように思いました。
4人でやりましたが、1周するのに10〜15分程度とお手軽です。
今回はゲームを2周してみました。
ふりかえり
今回は心理的安全性の説明に時間を取ったのもあり、十分なふりかえりが出来ませんでしたが、メンバーからは以下のような感想が挙がりました。
- たのしかった!割と不本意な回答しか出せないこともありました。手札がもっとあると自分っぽい意見として出せるんですけどね〜。
- 言われるとショックなものが客観的にわかるから面白かったです
- 【学び】言われた本人に刺さる言葉は、意見の数(多さ)では決まらないんだということ。たった一人の意見でも、言われた本人に刺さる(強く残る)場合がある(良い意見でも、悪い意見でも)。
- 面白いかも。
- 言われてショックだと思われることがバレてしまった・笑
- 「顔を背けて言う」的なオプションカードは、自分たちで作っても面白そう。
- こういう時にオプション使うのかぁって楽しめるかも。
コミュニケーションについて学ぶ機会を得ることができ、さらにみんなで楽しく学ぶことが出来るのが良いと感じました。
今回はチーム内で試してみましたが、社内の勉強会などでも実施してみて、コミュニケーションを考えるきっかけを作れると良いのかなと思います。
おわりに
今回は心理的安全性ゲームについてレポートしてみました。
興味のある方は是非遊んでみてください。
また、ちょっとお試しでやってみたいという方や心理的安全性について意見交換したいという方がいれば、是非お声がけください。