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KIRO Pro を使ってみた

こんにちは、AWS グループのにわか KIRO ファン尾谷です。

年始(お正月)まで KIRO Free を使ってきましたが、Pro を利用する機会をいただいたので、本ブログで KIRO の有償版とフリー版の違いをまとめてみたいと思います。

クレジット量の差以外にも、制限などいくつか違いがありましたので、みなさんが Pro 以上のプランにアップグレードされるきっかけになれば幸いです。

Pro と Free の違い

結論から先に書くと、無償版でも有償版でも、以下スクリーンショットに「Everything Kiro Free」とあるように、Free プランに含まれる機能は全て利用できます。

上位プランは、Free 版でできることが含まれています

有料プランと無料プランの違いは、クレジットの量と取り扱い、Identity Center で利用できるかどうかという 3 点です。また、Builder ID でも、Identity Center ユーザーでも、KIRO 自体の操作体験は変わらず、開発体験が変わるのは、基盤モデルに依存します。

Kiro Free 版 と Pro 版 の違い

まず、Kiro には全部で 4 つのプランが用意されています。

  • KIRO FREE
  • KIRO PRO
  • KIRO PRO+
  • KIRO POWER

1. 月間付与クレジット量

  • Free:50 クレジット/月
  • Pro:1,000 クレジット/月

冒頭にも記載しましたとおり、Pro は Free の 20 倍 のクレジットがもらえるため、実用性が段違いにあります。
クレジットはプロンプト実行やタスク実行などに使われます。特に、複雑な Spec タスクでは多く消費するので、50 クレジットしかないとすぐに枯渇してしまいます。

2. クレジット消費後の挙動

  • Free 版:上限 50 クレジットを使い切ると使えなくなる/停止
  • Pro 版:月内クレジットを超えても、 オーバーエイジ(overages)利用可能

これが最大の実用差のひとつだと思います。
Free だと上限を超えたらそこで KIRO との会話が止まり、来月までお預けになります。

50 クレジットを超えるとドライにアップグレードを案内されます

それが、Pro 版だと超過料金が可能な overages「$0.04/1 クレジット」で応急的に続けられるようにできるため、実務で扱う際の安心感が違います。

overages を有効にして、超過料金で利用する

overages は、デフォルトで無効になっています。

Builder ID を利用している場合は、プロフィール画面から overages を有効にできます。
以下、ドキュメントにアニメーション画像が用意されています。

kiro.dev

Identity Center を利用している場合は、「Contact your organization administrator for support」と表示されて、プロフィールから Overages が有効にできません。

AWS マネジメントコンソールの Kiro ダッシュボードから有効にできます。

3. 3) 無料クレジット/ウェルカムボーナス

Kiro は新規登録時に 500 クレジットの 30 日間トライアルが利用できます。最初はトライアルで使い始めるのが良さそうです。

比較ポイント

まとめると以下のようなイメージです。

比較ポイント Free 版 Pro 版
月間付与クレジット 50 1,000
クレジット消費後の継続 続行不可 オーバーエイジ可
超過課金(オーバーエイジ) - 月 $0.04 / クレジット
500 ボーナス トライアル 30日間 -
タスク・モデル選択 利用可だが制限されやすい より多く利用可
実務開発の実用性 小規模テスト向け 実用開発向け

Builder ID から IAM Identity Center への切り替え

最後に、Builder ID から、Idenntity Center ユーザーにアカウントを切り替える方法をご紹介しておきます。

  1. KIRO の左下にある Accounts ボタンをクリックし、[Sign Out] ボタンからサインアウトします。
  2. [Sign in with your organization identity] ボタンをクリックすると、Identity Center ユーザーに切り替えることができます。
  3. Start URL には、Identity Center にて発行された d- から始まる URL を入力します。
    また、Region には、Identity Center インスタンスが起動したリージョンを指定してください。
    入力する値がお分かりにならない場合は、Identity Center の管理者に確認してください。

まとめ

以上より、Free も Pro 以上のプランも KIRO 自体の操作体験は変わりません。しかし、Opus を利用すると、クレジット消費が大きいので、すぐにクレジットが枯渇してしまいます。
Opus 固定で利用すると、Pro の 1,000 クレジットでも物足りないと感じるかもしれません。

Opus は消費クレジットが大きい

操作体験は変わらず、開発体験を上げてくれるようなプラン体系になっていると言えるかもしれません。

以上です。最後までお読みくださりありがとうございました。