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CLS 高知 2023 戻鰹編 - 本編に参加してきました

こんにちは、AWS チームの尾谷です。

先週末の土日にコミュニティ・リーダーズ・サミット 高知 2023 戻鰹編 - 本編に参加してきましたので、アウトプットしたいと思います。

本ブログでアウトプットすること

  • 印象に残ったセッションのテーマ
  • 自分がコミュニティ運営で課題だと感じていること

会場は弁天座

赤岡町にある弁天座という会場で開催されました。

bentenza.com

キックオフで、RKC 高知放送の 井上 琢己さん が紹介して下ったのですが、弁天座のある赤岡町は、カタクチイワシの稚魚を生でいただきながら、男性は一升 (いっしょう、1.8 /リットル)、女性は半升 (はんしょう、0.9 リットル) の酒を飲み干す、どろめ祭りで有名なんだそうです。

後夜祭 (懇親会) で地元の女性の方が披露してくださったり、数名がチャレンジされていましたが、僕は数年前に急性アルコール中毒になったので見るだけでも怖かったです。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」

今回の CLS 高知のテーマは、「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」でした。過去に岸田首相が所信表明演説で引用したこともあるアフリカのことわざだそうで、小島さんは「遠くというのは距離のことではなくて、時間軸ではないか。」とお話しされたり、パネルディスカッション2では、春日井製菓の原さんから「どうやって、みんなを遠くまで導いたのか?」というテーマに沿ってパネリストの方と話が展開されました。

キックオフセッション

冒頭、小島さんの「外のものさしで新しい価値観を見つける。」と「Connecting the Dots」というキーワードが印象的でした。

小島さんと一緒に登壇された倉貫さんは、2016 年に自社のリアル・オフィスを撤廃し、全社員をリモートワークにされました。その後、コロナのパンデミックがあり先進的な判断に注目が集まったそうです。

speakerdeck.com

セッションの中では「クリエイティブな業務であればあるほど、人を増やしても仕事は速くならない。」という倉貫さんの持論に対するディスカッションになりました。 この持論は、一見、今回のイベントのメインテーマである「遠くへ行きたければみんなで行け」とは対極にあるような理論に感じますが、前提としてプロジェクト (業務) とコミュニティを混合して考えないという理論があり、非常に腹落ちしました。

どういうことかと申しますと、業務はプロジェクトマネジメント・チームビルディングが必要でゴールを設定するものだけれど、それをそのままコミュニティに当てはめて考え出すとおかしくなるし、業務と同じ枠組みでコミュニティ運営をすると、上手くサイクルが回らないということでした。

後夜祭会場に移動するバスの中で、JAWS FESTA の実行委員でご一緒させていただいた古里さんと会話させていただいたときも「コミュニティは仕事ではないし、マニュアルを作って器を決めてしまうと、新しいアイデアが生まれづらくなるし、マニュアルを逸脱した行動は失敗とみなされる危険性がある。」という話になりました。

パネルディスカッション1

パネルディスカッション1では、小島さんから孔子の言葉を教えていただきました。

「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」

天才は努力する者に勝てない。努力する者は楽しむ者に勝てない。という意味で、楽しくないと続けられないという議論もありました。

パネルディスカッション2

パネルディスカッションでは、思うように動いてくれない人をどうやって動かすか?という議論になり、高知県日高村わのわ会の安岡 千春さんが「動かない人に一番親しい人から間接的に言ってもらうのが良い。」「やってくれ。という言い方でなく、やってもらえると助かる。」と言った本人が自発的に動くように促すのが良いというアドバイスを下さいました。

また、千葉県流山市マーケティング課の河尻 和佳子さんも「くすぶっている人を見つけて、けしかける。」といった話をされていまして、お二人に共通する「人に気をかける。」という姿勢が自分には足りていないなと反省させられました。

教えていただいた書籍

以下、教えていただいた書籍です。気になったので Kindle 版で読みたいと思います。

流山がすごい (新潮新書) | 大西 康之 |本 | 通販 | Amazon

キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書) | 田村 潤 |本 | 通販 | Amazon

グループディスカッション

最後にグループディスカッションがありました。
予め 10 名程度が 1 グループになるように仕込んであり、地元の方 1 名を囲んで、相談会と称したディスカッションを行いました。
グループには、もう一人、応援団というモデレーターが指名されていて、僕のチームは ヤキニキスト西野 さんでした。
被相談役の地元の方は、UKIKI COFFEE STAND を経営されているうっきーさんでした。

お悩み相談と言いつつ、自分も気づきがたくさんあったので非常に良い機会をいただきました。

自分が感じているコミュニティの課題

僕は今、JAWS-UG 初心者支部の運営に携わっています。
過去にアカウント作成ハンズオンをやらせていただき、今後も定期的に継続してやっていこうという話が上がったのですが、自分からはどうしてもやる気が出ず、それ以降、一度も開催することができませんでした。

jaws-ug.doorkeeper.jp

CLS のセッションを通じた学びとして、自分がやりたいのはイベントの開催ではなく、知識の拡充だと分かり今までモヤモヤしていたものが腑に落ちた次第です。
自分が学びたいテーマで、初心者向けから逸脱しない範囲でイベントを企画していこうと感じました。

以上、チームマネジメントの反省とコミュニティの反省をさせていただく良い機会をいただいたという話でした。

最後までお読みくださりありがとうございました。