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Incorta Enterprise Analytics を試す 〜インストール編〜

はじめまして、ソリューション技術部 藤原(ふじはら)です。

今回、Incortaの導入検証を行いましたので紹介します。

Incorta とは

ETL※、DWH※、BI※の機能をもつ情報分析基盤製品です。 特徴としては、以下になります。

  • インポートデータの種別がRDBcsv、txt、Hadoop等多数
  • 独自のテーブル結合処理(DirectDataMapping)により、結合処理が増えてもパフォーマンス劣化しない
  • データがメモリ上に展開されるため分析が高速
  • ダッシュボード機能が充実

※以下、用語に関する補足です。

ETL(Extract Transform Load)

DWH(Data Ware House)

BI(Business Intelligence)

検証環境

  • OS :CentOS 7.4
  • Memory :24GB
  • Disk :40GB
  • DB :MySQL 5.5
  • JDKJava 8 u144
  • Incorta :3.1

インストール

早速、インストールしていきます。

OSの基本設定完了後、JDKMySQLをインストールします。 上記については、導入バージョンに制約がありましたので要注意です。

繰り返しになりますが、今回はこちらを使用してます。

MySQLのインストール後、Incorta用のデータベースと ユーザを作成し、事前準備完了です。

Incortaのインストールは、GUIで行います。 インストーラのウィザードに従って進めます。

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インストール完了!

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さっそく起動します。インストールウィザードで設定したアカウント情報を 使用してログイン!

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動作確認

Incortaへデータを登録する流れはざっくり以下のようになります。

①データのインポート

スキーマ作成

ダッシュボード作成

①データのインポート

前述の通り、種別は色々あります。 今回はMySQLからインポートしました。

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データはこちらのcsvファイルを使用しました。

郵便番号データダウンロード 読み仮名データの促音・拗音を小書きで表記するもの(zip形式)

スキーマ作成

インポートしたデータからカラムを定義できます。

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ダッシュボード作成

作成したスキーマからカラムを選択して表示させました。

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まとめ

BIツールですので、直感的な操作でダッシュボードを作成することができました。

今回は、単純なテーブル表示のみに留まりましたが、次回は、データソースを 複数準備し、テーブル結合処理を見ていきたいと考えてます。