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AWS Summit Tokyo 2019「昨今のWindows動向とクラウド移行について」レポート

皆さん、こんばんは。クラウドインテグレーション事業部 北原です!

本日でAWS Summit Tokyo 2019も3日目を迎え、無事終了しました。
参加された方々、お疲れさまでした!

ストリーミング配信でご覧になった方々にも熱量が伝わる良いイベントでして、自分も物凄くパワーを貰いました!
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はじめに

さて、表題の件ですが、初日の基調講演でAWSJ長崎さんも語っていた通り、

『オンプレミスなどの従来型のシステムからクラウドへの移行へと至る「クラウドジャーニー」*1は、一筋縄ではいかないことも多い。

なかでも大きな課題として挙げられる要素が「データベース」「Windows」であると。

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クラウドは1回移行して終わりではなく、終わりのない持続性のあるイノベーションが必要だ。

AWSではそうした「クラウドジャーニー」に取り組んできたとの事。

また、これまではサーバにLinuxを利用する企業が多かった中、今やAWSにおけるWindows環境の使用割合は57.7%と過半を占める。

さらに、Amazon EC2上でWindowsサーバーを稼働させる企業は過去5年で493%増加したと話していた。 f:id:kitahara-fv:20190614233049j:plain

そういった背景から今後AWS業界で生きていく中で、Windowsの動向とクラウド移行については目を背ける訳にはいきませんね。

そんな中で、本日AWS Summit Tokyo 2019 Day3の中で上記にフィーチャーしたセッションがいくつかあったので、

以下のセッションを受講してきました。

  • D3-03「クラウド移行はまずはここから。「Amazon FSx for Windows File Server」によるファイルサーバ移行のベストプラクティス」
  • F3-04「事例で学ぶ2019年AWS移行3つのトレンド」
  • C3-05「クラウド大規模移行の始め方 ~成功の秘訣は企画・評価・立案フェーズにあり~」

※ここからの内容はメモに近い形になってしまうので、詳しく知りたい方は後ほど公開されるストリーミング配信をお待ちください!

D3-03「クラウド移行はまずはここから。「Amazon FSx for Windows File Server」によるファイルサーバ移行のベストプラクティス」

セッション概要
  • これまでLinux環境のワークロードにおいては、EFSが存在していたが、Windowsに特化したワークロードは存在していなかった
  • そこで、昨年のre:Invent2018で発表されたのが「Amazon FSx for Windows File Server」だ!
  • ユーザや企業が待ち望んでいた、オンプレでのサーバ上の悩みや、ソフトウェアの悩みを全て解決したマネージドなサービスが出来た

中略、と、色々聞いていて思ったのですが、弊社でもAmazon FSx for Windows File Serverについては検証もしっかりとやっていて、結構聞いている内容が多かったので、詳しい内容や記事を知りたい人は以下の日経クラウドファーストの記事を読めば分かるので是非読んでみてください!(有料だけど) tech.nikkeibp.co.jp

F3-04「事例で学ぶ2019年AWS移行3つのトレンド」

セッション概要
  • 私たちに襲い掛かるデジタル・ディスラプション*2
    • Uber⇒タクシー、レンタカーを壊滅
    • Airbnb⇒ホテルが壊滅
    • NetFlix⇒レンタルビデオが消滅、映画館も減少
    • Apple,Google⇒ゲーム業界が一変
    • ITが破壊するビジネス領域が拡大、若者の急減
    • ⇒エンジニアの価値が相対的に増大、若年層の価値が相対的に増大
    • これまでは会社が社員を選別する時代から、社員が会社を選別する時代へ
    • 日本の企業に求められるアクション
    • 競争力の源泉になるものにリソースを集中する
    • 人手に頼らないオペレーションを確立する
  • ではどうやってクラウドに移行すればいいのか
    • Lift-and-Shift*3によるクラウド移行
    • Lift-and-Shiftがやりやすい、AWSの隠れたメリット
      1.ネットワークが移行しやすい
      2.仮想マシンが移行しやすい
      3.アプリケーション移行がしやすい

C3-05「クラウド大規模移行の始め方 ~成功の秘訣は企画・評価・立案フェーズにあり~」

セッション概要
  • AWSへの大規模移行の全体像
    • AWSへの大規模移行とは移行は手段であり、目的はビジネス価値の享受
    • AWS移行先基盤のセキュリティ策定
    • 運用機能/運用体制/プロセスなど運用モデル策定
    • AWS移行先基盤の標準アーキテクチャーとなるインフラ標準化策定   
  • 移行準備の企画フェーズ

    • 移行によるビジネス価値を把握するための企画フェーズ
    • 保有するシステムのすべて、もしくは大部分をAWSへ移行した場合にビジネス価値をどの程度享受できる可能性があるのか把握し、クラウド移行の意思決定を行う
    • ビジネス価値の定義
    • 移行の目的であるビジネス価値を明確にする
  • 移行準備の評価フェーズ

    • 各種分析を行い移行対象を決定する評価フェーズ
    • 移行対象システムの評価を様々な観点で行い、移行計画立案のための活動を実施する
    • 移行難易度の判断⇒ヒアリングシートで各システム別の移行難易度を策定する
    • 移行パターンの評価(6つの移行パターン)
      ・Re-Host(単純移行):既存のオンプレミスの同一構成のまま、単純移行するパターン
      ・Re-Platform(プラットフォーム再編):アプリケーションのコアアーキテクチャを変更せず、プラットフォームを再構築
      ・Refactor(再設計):拡張性や俊敏性などクラウドのメリットを享受するためにアプリケーションの改修を伴う移行
      ・Re-Purchase(再購入)
      ・Retire(使用停止)
      ・Retain(保持)
  • 移行準備の立案フェーズ

    • 大規模移行の移行計画を立てる上で必要な移行計画の概要を立案し、具体的な移行プロジェクト計画を立てる
    • 移行タイミング:移行により享受したいビジネス価値を考慮して、移行タイミングを検討する必要がある
    • システム間の関連性について
    • 移行計画を立案する際に、システム間の関連性を考慮する必要がある
    • 移行計画概要立案をする上で評価フェーズと立案フェーズと結果から移行計画概要を立案する

さいごに

ばーっと、書いてみて、振り返ってみましたが、やはりクラウド移行に関してじっくりと検討しなければいけない事項やクラウドジャーニー、それに伴うデジタル・ディスラプション、リフトアンドシフトなど、改めて重要さを考えさせられるセッションばかりでした。

我々クラウドに従事している人間もおいそれとオンプレからクラウドに移行すれば良いですよ!と言うだけではなく、その関連する業者であったり、ユーザのニーズを考えつつ、ウォンツならびにソリューションをしっかりと提案していき、今後のクラウド移行並びにマイグレーションについて考えていかなければいけませんね。

私もお客様のクラウドジャーニーをしっかりとサポートさせて頂けるように日々頑張っていきます。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。次回のネタは、、、

ナイス、Coati! f:id:kitahara-fv:20190615015917j:plain

*1:クラウドジャーニー:クラウドへの旅路、クラウドを活用してビジネスを成功させる道のり

*2:デジタル・ディスラプション:デジタルテクノロジーによる破壊的イノベーション

*3:リフトアンドシフト:「オンプレミスからアプリケーションをリフトして、クラウドにシフトする」といった意味や、「クラウドにリフトして、クラウドネイティブな仕組みにシフトする」意味