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ffwdについて

こんにちは、プラットフォームソリューションチームの今田です。
弊社が取り扱いを開始したCore0社のffwdをご紹介させていただきます。

ffwdとは

ffwdとはログデータの分析、フィルタリング、転送を行う製品です。
ログデータ管理・分析基盤は収集元から大量のログデータを取り込み利用していましたが、ログデータ保存先の容量のコスト増加や重要でないデータの蓄積などが課題になります。
ffwdを導入することで不要なログデータのフィルタリングを行い、必要なログデータのみを抽出することが可能となります。

ffwdを利用するために必要なこと

ffwdを利用するためには、ffwdポータルサイトのアカウントが必要になります。
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そのためにはアカウント管理者に依頼してアカウントを作成する必要があります。
作成した後は、登録したE-mailアドレスとパスワードを入力してログインします。
ポータルサイトのアカウント管理は、admin portalに登録されたユーザーで行うことが可能です。
admin portalのアカウント管理はCore0社が行っています。

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ffwdの動作について

  • ffwdはログソースからログデータを受け取ってフィルタリングしてからログデータ管理基盤やストレージへ送信することが可能です。 ここではログソースからffwdにログデータを送信する際に実行される処理について説明します。
    f:id:imadafv:20220120150248p:plain 図の内容としてはログソースからffwdクライアントエージェントでログデータを送信する形になります。
    ログソースであるAzure Kubernetes Service上にnginxをデプロイメントして、その後AKSにFluentbitをデプロイメントします。
    その後コマンドを実行し、ffwdにログデータを送信します。

    f:id:imadafv:20211223224114p:plain そして下記コマンドからfluent-bitのNAMEを確認します。
    コマンド:kubectl get pod

    確認したNAMEを利用して以下のコマンドを実行します。
    コマンド:kubectl logs fluent-bit-xzb57

コマンドの結果HTTP status=200 が表示されていれば、ログデータがffwdに対して正常に送信されています。
ログデータを受信した後はffwdのポータルサイト上で操作を行いフィルタリングや任意の送信先を指定します。

ユースケースについて

Use Case 1: オンプレミス環境での利用
f:id:imadafv:20220120120420j:plain ・お客様が保有するWebサーバなどのオンプレミス環境から送信されるログデータをffwdでフィルタリング
・フィルタリングにより不要なログデータの削減し、価値ある情報を選別して転送
・従来型のログ管理基盤に送るログデータの量をffwd導入前と比べて最大95%カット(した実績があります)

Use Case 2:エッジクラウドのオフロード
f:id:imadafv:20220120121436j:plain ・エッジクラウドで分散されている環境でもオフロードが可能です
・即座に利用されず価値が低い「コールドデータ」は安価に長期保存できるストレージに保管
・ffwdが高い価値を持つ複雑なログデータを選別した上でお客様が既にお使いのログ管理基盤に送ることで、効率的なログデータ活用を実現

最後に

ffwdは非常にシンプルで直感的に操作できる製品となっております。
弊社で用意したffwdの紹介動画がありますので、ぜひご覧下さい。

www.youtube.com

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