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AWS VPC Lambdaがアイドルになった日

こんにちは、クラウドインテグレーション事業部の平原です。

皆様には、好きなもしくは好きだったアイドルはいらっしゃいますでしょうか?
そのアイドルグループの中でも推しメンがいたのではないかと思ってます!

AWSサービスの中で、Lambdaを推しサービスとされている方もいるかと思います。
そんなLambda Functionがアイドルとなった時のことを記事にします。

はじめに

「アイドル」と言っても、今回の場合は「アイドル状態」を指します!
Lambdaは、下記のドキュメントにもある通り、アイドル状態が長く続くとInactiveとなり、実行に失敗することがあります。

Lambda 関数の状態 - AWS Lambda

Inactive — Lambda 用に設定された外部リソースを再利用するのに十分な時間アイドル状態を維持した関数は非アクティブになります。非アクティブな関数を呼び出そうとすると、呼び出しは失敗し、関数リソースが再作成されるまで、Lambda は関数を保留状態に設定します。Lambda がリソースの再作成に失敗した場合、関数は非アクティブ状態に設定されます。

今回の場合、アイドル期間が「3〜4週間」程でInactiveとなりました。
実際にこの状態になった時に、AWSマネージメントコンソール画面から復元した方法を後述します。
なお、本記事では、VPC Lambdaが当該状態になったことを記事にしています。

実際のオペレーション

操作方法といっても、実施することは簡単です。

  1. AWSマネージメントコンソールにログイン

  2. 対象Lambda Functionのページを開く

  3. ページ上部に以下のような表示があることを確認する

  4. 「復元」ボタンをクリックする

  5. 復元が完了するまで、数分待つ

  6. 復元が完了したことを確認する

別途、裏で確認していたこと

対象Lambdaに紐づく、ネットワークインターフェース(ENI)がない

 VPC Lambdaは、通常VPC内にLambdaに紐づくENIが存在します
【復元前】
対象Lambdaに紐づくENI が存在しないことを確認

【復元後】
対象Lambdaに紐づくENI が作成されたことを確認

対象Lambda Functionはテスト実行もできない

【復元前】
対象Lambda Functionの「テスト」ボタンが非アクティブであることを確認

【復元後】
対象Lambda Functionの「テスト」ボタンがアクティブとなったことを確認

さいごに

Lambda Functionが長い期間実行されず、アイドル状態→Inactiveとなることはレアケースかもしれませんが、
同じ状況になった方に本記事を参考にしてもらい、アイドルに負けないくらい、夢と勇気を与えられれば幸いです。