この記事は AWS Community Builders Advent Calendar 2022
21 日目の記事です。
※AWS Community Buildersについてはこちらをご覧ください。 aws.amazon.com
はじめに
こんにちは!クラウドインテグレーション事業部
北原雅人(Kitahara Masato)です!
これから学ぶ Amazon WorkSpacesシリーズとして、
フォージビジョンエンジニアブログに投稿していきたいと思います。
本日は久しぶりではありますが、シリーズ第5弾である
「Amazon WorkSpaces 2022年のアップデートを振り返る」を
投稿します!
2022年のAmazon WorkSpaces のアップデート
2022年のAmazon WorkSpaces のアップデートは「12個」ありました。
その中でも注目したいアップデートである
「Amazon WorkSpaces Web」
「Amazon WorkSpaces Core」
について説明します!
Amazon WorkSpaces Webについて
Amazon WorkSpaces Web とは・・・
re:Invent 2021 で発表された WorkSpaces の新サービスの1つ。
WorkSpaces Webは、AWS上で稼働するWebブラウザを手元の
端末から使用できるサービスです。(AppStream 2.0と似ています)
社外ネットワーク上にある端末から、社内にある機密情報等を閲覧する
際に、機密情報を端末情報に残さなくて済む便利なサービスです。
2021年までは「バージニア北部、オレゴン、ダブリン」リージョンでしか
利用出来ませんでしたが、2022年の7月以降にアジアパシフィック
リージョン含めて、複数のリージョンで利用可能となりました。
現在の対応リージョン:
バージニア北部、オレゴン、ダブリン、ムンバイ、シンガポール、
シドニー、東京、カナダ (中部)、フランクフルト、ロンドン
→「現在:10リージョンで利用可能」
Amazon WorkSpaces Webを簡単に作成してみる
簡単に作成手順を見てみます。
ウェブポータル設定、ユーザ設定を実施します。
IDP設定、SSO設定を実施します。
確認画面後、ウェブポータルを起動して、10分程度待ちます。
Amazon WorkSpaces Webにサインインします。
SSOのサインイン及びMFAを入力します。
待ち時間はありますが、わずか数分で構築が完了します。
Amazon WorkSpaces Coreについて
Amazon WorkSpaces Core とは・・・
2022年9月に発表されたWorkSpacesの新しい機能である
「Amazon WorkSpaces Core」は、サードパーティーの VDI 管理
ソリューションにアクセスできる、クラウドベースでフルマネージド型の
仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) を提供します。
例えば、VMware 社の VMware Horizon と WorkSpaces Core
を通じて AWS との統合が可能になり、既に使っているソフトウェアを
API 経由で WorkSpaces にインフラ部分をスケーリングできます。
Amazon WorkSpaces Core と Zoom 連携について
Amazon WorkSpaces Core 発表の際に以下のニュースもありました。
「AWS は Zoom 社と共同開発して、WorkSpaces Extension SDK を
使用して、現在ベータ テスト中のパッケージを開発しました。
VDI インフラストラクチャをバイパスしてネットワーク経由で直接 Zoom
クラウドと通信します。このソリューションは、エンドユーザーに改善された
ビデオ会議エクスペリエンスを提供します。」
と、発表があり、WorkSpaces Coreを通じて、WorkSpaces 内に
デフォルトインストールされたWSP(WorkSpacesプロトコル)経由の
Zoom 会議も近い内に実装されれるかもしれません。
Amazon WorkSpaces ファミリーについて
Amazon WorkSpaces ファミリーについて
2022年9月に Amazon WorkSpaces Coreが発表された際に、
Amazon WorkSpaces ファミリーとして、サービスが統合されました。
AWS Transfer ファミリーやAWS Snow ファミリーと
一緒に今後はWorkSpacesファミリーもドンドン増えていく
と思うと、胸が躍ります!
今後のAmazon WorkSpaces に期待するアップデート
今後、Amazon WorkSpaces に期待するアップデートは3つ!
1.Windows / Linux / Ubuntu と対象OSが増えてきた為、
今後のアップデートで是非、「Mac OS」もバンドル対象に!
2.Officeを使う場合にはOffice付きバンドルかBYOLを利用して
OSも含めて持ち込む必要がありますが、通常のWorkSpaces
にもM365のライセンスを持ち込めるようにして欲しい!
3.現在、WorkSpacesはオートストップを利用して、最低限の費
用で利用出来ますが、月額固定料金が1台辺り10ドル掛かる
為、完全従量課金の利用方法が欲しい!
最後に
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。
これから学ぶ Amazon WorkSpacesシリーズ
シリーズ第5弾「Amazon WorkSpaces 2022年のアップデートを振り返る」
でした。
お楽しみ頂けてたら嬉しいです!!
また、最新情報をキャッチアップして お届けしますので、お楽しみに!!