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EC2のSQL Server込みWindowsサーバにおけるSQL Serverの再インストール

こんにちは。クラウドインテグレーション事業部の平原です。
本記事はForgeVision Advent Calendar 20日目の記事です。

はじめに

EC2インスタンスをSQL Server込みWindowsのAMIを選択して、起動した際に SQL Serverの再インストールが必要となり、SQL Serverのメディア(Snapshot)を AWSサポートにリクエストし、SQL Serverを再インストールしましたので、 記事にします。

対応内容

対象インスタンス情報

今回は以下の対象について、メディアをリクエストしました。

  • AMI:Windows_Server-2019-Japanese-Full-SQL_2017_Standard
     ※ 上記以外についても、同様に後述する方法でメディアのリクエストは可能
  • 再インストール対象は、2つのEC2インスタンス

メディアリクエストの理由

今回、再インストールが必要となった理由は、SQL Serverの照合順序(小文字大文字区別する etc)を、 デフォルト設定から変更する為です。
上述AMIのデフォルト照合順序は、「Japanese_CI_AS」となっています。

※ その他、リクエスト理由としては「ドライブを変更して再インストール」などが考えられます。

AWSサポートへの問い合わせ内容

以下の内容(例)でAWSサポートへSQL Serverのメディアリクエストを行いました。

SQL Server インストールメディアのリクエストをさせて頂きます。
リクエスト情報は、以下となります。

【リクエスト情報】
 ・使用目的:照合順序の変更
 ・使用するリージョン:ap-northeast-1
 ・EC2 インスタンス ID:i-12345678901234567
 ・SQL Server のバージョン、エディション、および、言語:SQL Server 2017 Standard 日本語版

AWSサポートからの回答について

結果として、今回メディア(Snapshot)は、約1日後に共有してもらえました。
1日後に共有してもらえて、大変助かりました。
ただ、一次回答として「しばらくお時間ください」的な返信がありましたので、 共有までに時間がかかる場合があるかもしれません。

今回は2インスタンスが対象でしたが、共有してもらったメディア Snapshotは1つでした。 1つのメディアで2インスタンスに再インストール可能でした。

SQL Serverの再インストール

再インストールの流れは、以下です。

  1. メディア Snapshotを復元し、EBSを作成
  2. セカンダリボリュームとして、対象EC2インスタンスにアタッチし、有効化
  3. SQL Serverの再インストール

さいごに

再インストールが必要と判明した際は、結構、手間がかかるかなと思いましたが、 1日でメディアを共有頂けたこともあり、意外とスムーズに対応できました。
同様に、EC2でSQL Serverの再インストールが必要となった方の参考になれば幸いです。