こんにちは、AWS チームの平原です。
「夏草や 兵どもが 夢の中」
夏草が青々と生い茂ってる風景を近所でも見る季節となりましたね!
と言ったところで全然関係ないですが、今回は Amazon Kinesis Data Streams の「オンデマンドモードのデータストリーム数」を上限緩和した時のことをブログにします。
Service Quotas にないクォータの上限緩和を行う際の参考になると幸いです。
はじめに
現在携わっている案件で、Amazon Kinesis Data Streams を使用しており、オンデマンドモードで作成しています。
Amazon Kinesis Data Streams の「オンデマンドモードのデータストリーム数」の上限は、デフォルト"50"となっています。
「オンデマンドモードのデータストリーム数」の上限緩和
Service Quotasからは「オンデマンドモードのデータストリーム数」の上限緩和は申請できません。
AWS サポート経由で申請することになります。
https://support.console.aws.amazon.com/support/home#/case/create?issueType=service-limit-increase
AWS サポートから申請しようとしたが…
上記のリンクからAWSサポートにて、上限緩和の申請をしようとしましたが、Kinesis の「オンデマンドモードのデータストリーム数」という選択肢がありませんでした。
まずは申請の仕方を問い合わせ
ビジネスサポートプランに入っているAWSアカウントだったので、AWSサポートに"技術的な"質問として、上限緩和の選択肢に「オンデマンドモードのデータストリーム数」がない旨を伝え、
まずは申請の仕方を問い合わせしました。
AWSサポートからの回答は、
本サポートケースの担当者が、担当部署に申請を行うので、引き続き本ケースで申請してください。
という感じでした。
以下を返答し、無事「オンデマンドモードのデータストリーム数」が上限緩和されました!
- 希望の上限緩和数
- 対象のリージョン
追加で2つ質問
AWSサポートに追加で2つ質問しました。
質問 1
ユーザから上限緩和されたことを確認する方法はあるか
AWS CLI で確認できると回答してもらいました。
aws kinesis describe-limits
{ "ShardLimit": 200, "OpenShardCount": 0, "OnDemandStreamCount": 48, "OnDemandStreamCountLimit": 100 ←これが該当 }
質問 2
技術的な問い合わせができない AWSアカウントの場合、どのように申請すれば良いか
下記のような回答をもらいました。
"アカウントと請求"のケースからも同様の対応をしてもらえる
ありがたいですね!
さいごに
Service Quotas からポチポチ申請できる項目は、やっぱり楽だなと感じました。
今回の「オンデマンドモードのデータストリーム数」がAWSサポートケース作成時に選択肢として出てこなかったときは焦りました。
少しレアケースかもしれませんが、上限緩和する時に対象項目が選択肢に出てこない状況で困っている方の参考になると幸いです!