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Okta CIC(Auth0) の ”Actions”を理解する!

Okta CICのActions って色々出来るけどよくわかんない! Actionsの自分なりのメモ

こんにちは、山崎です。

今回は、 柔軟な開発が出来るログイン管理サービス Okta CIC の活用法について紹介します。

今回は、いろいろ出来て便利だけど、難しい "Actions" 機能についての自分なりのメモです。


※ちょっと宣伝

当社は Oktaのパートナー です!
Okta CICの導入支援、関連アプリ開発サービスをしておりますので、 本記事で興味が出た方はぜひお問い合わせください!


注釈

本記事では下記の文言の統一をしています。

  • ログイン管理 : アクセス管理、アイデンティティ管理、IDaaS、認可サービス
  • Actions : Triggers, Templete Actions, Custom Actions, Forms, Flows の総称
  • Custom Actions: Triggersで指定した Node.js で記載する処理部分

この記事について

Okta発の提供するログイン管理、 Okta CIC (Okta Customer Identity Cloud、 別称Auth0)の 機能の紹介記事 です。

この記事は以下の人を対象にしています。

  • Okta CICって ログイン管理以外になにか出来るの? っという人
  • Okta CICの 導入を検討 している人
  • ActionsTriggersFormsFlows と謎単語が大量に出てきてフラフラしている人
  • マーケ部門に 無理難題な顧客データの取集 を依頼されている人

これだから Okta CIC はすごい! "Actions" 機能

Okta CIC は、ただのログイン管理ではあらず…

Okta CIC が他のログイン管理サービスと異なるのは "Actions" 機能 ではないでしょうか。
"Actions" 機能 は、他の記事でも記載したプログレッシブプロファイリングを含め、Node.js ベースで自由度の高い処理を記載することが出来ます。

便利な "Actions" 機能…わかりにくい"Actions" 機能…

自由度の高い機能…とは、
時には理解しにくく、時には何をしていいかわからないものです…
Okta CICの "Actions" 機能 も例にもれず、何でもできるがゆえに、活用方法があいまいになりがちな機能と言えるでしょう。

改めて、"Actions" 機能 とは

"Actinos" は、特定の処理時に実行される、Node.js で記述できる処理です。

また、最近追加された"Actions" の中のFormsという機能により、"Actions" からノーコーディングで画面作成機能も使えるようになり、より便利になっています!

manage.cic-demo-platform.auth0app.com

"Actions" 機能 のわかりにくいところ

文言がわかりにくい

まず、文言の整理をさせてください。
"Actions" 機能 の説明しにくいところとして、"Actions" の中に "Actions" が存在することです。

言ってる意味が分からないですよね…すんません。
実際の画面を下記に添付しました、"Actions" は処理全体の総称で使われる場合と、単一のNode.jsのジョブの事を言う2つの意味があります。

※本記事では、総称の場合を "Actions", 単一の場合を "Custom Actions" と称して説明します。

"Actions" の機能についての説明

"Actions" を細分化

"Actions" について細かく見ていきます。

"Actions" には以下の機能があります。

  • Triggers
    • どのタイミングで 処理を実行するかを指定する
    • ログイン、新規登録など、、、
    • (昔はFlowという名前だった機能)
  • Custom Actions
    • 実際の処理、Node.jsで記載できる
    • 画面遷移、API連携などの設定
  • Forms
    • Actionsで呼び出せるノーコード開発(ツール)
    • Okta CIC システムで画面や分岐をGUIで指定できる
    • 特にプログレッシブプロファイリングを簡単に実装できる
  • Flows
    • Formsとセットのノーコード開発(ツール)
    • Formsのサブ機能的な位置づけ
    • Formsではクライアント側の画面などの処理に対して、サーバ側の処理を指定する

つまりは。。。

ざっくり構築するイメージを言うと

  1. Triggersでログインや新規登録などの実行タイミングを指定
  2. Custom Actions で処理を書く
  3. 画面などセットになっている Formsを使いたいときもCustom Actionsから呼び出せばOK

みたいな流れになります。 流れで説明したらシンプルですよね。
単語がいろいろ出てくるのでこんがらがる…

"Actions" の用途についての説明

なんでも出来るって話だけど

なんでも出来るって、結局何したらよいかわかりませんよね。
公式のテンプレートなどから、具体的な使用例を記載してみました。

  • マーケティング
    • プログレッシブプロファイリング
  • 認証関連
    • 通常のログイン機能に追加で、生体認証などを追加することが出来ます。
  • メッセージ
    • 処理後にSlackやAmazonSNS、メールなどのメッセージの連携
      • (利用者へのようこそメールや管理者へのアラートメールなどで活用?)
  • セキュリティ関連
    • 指定されたドメインのログイン許可
    • 指定された国のみのログイン許可

っと思いつく形で記載しました。

プログレッシブプロファイリングについては、
また別記事でまとめているのでご覧くださいませ。

techblog.forgevision.com

とりあえず簡単な説明でした。

本記事はこれで終了です。

Okta CIC の言葉の勉強みたいな記事になってしまいました…
まぁここら辺の 位置づけがあると、他の人の書いた記事などが読みやすくなると思うので、まぁメモ程度に思っていただければ!

下記にも、Oktaについての記事を書いております。
興味がある方はぜひご覧ください!

Actions、 プログレッシブプロファイリング関連

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その他の Okta の記事

techblog.forgevision.com

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