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Orca Security のユーザー作成履歴の可視化:Audit Logs の活用方法

こんにちは、Orca Security 担当の尾谷です。

検証ユーザーを多数発行していると、誰が何の目的でアカウントを追加したのか、後から見返すのが意外と大変ですよね。

Orca の SettingsAudit Logs には「Organization Invite User」というイベントが記録されており、誰が、いつ、どのメールアドレスを招待したか を確認できます。

Step 1:ユーザーを作成する

  1. Settings → Users & Permissions → Users
  2. [+ Add Users] ボタンで新規ユーザーを招待

Step 2:Audit Logs で記録を確認

  1. Settings → Reports & Logs → Audit Logs
  2. Filter by Type で “Event: Organization Invite User” を指定

ログには、タイムスタンプ、実行したユーザー、招待されたメールアドレスなどが記録されています。

Step 3:SSO ユーザーの場合

未検証ですが、SSO 経由で招待されたユーザーは、Organization Invite Sso User イベントで確認できる可能性があります。

運用改善のヒント

以下のような改善ポイントも合わせてご案内します。

  • CSV 出力して、「過去6ヶ月以上の未使用アカウント」などを抽出し、自動リストから除外・削除
  • 週次で Admin チームが「誰が招待したか」をレビューし、ポリシー遵守状況をチェック

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Audit Logs を活用すれば、“誰がいつアカウントを作成したか” といった行動ログを簡単に追跡できます。
不整合や不要なアカウントの洗い出し、監査対応にも有用です。
そして、定期レビュー体制に組み込むことでガバナンス強化につながります。

以上です。