こんにちは、ソリューション技術部 山口です。
3/9〜3/14 までSWSX 2018に参加していますので、レポートをブログに書いていこうと思います。
SXSWとは
もともとは音楽を中心としたイベントのようだったようですが、現在では、Google, Facebook などをはじめ世界トップレベルのIT企業から、スタートアップまでこぞって参加する世界最大規模のITショーケースイベントとなっています。 もちろん、音楽のイベントもあり、会期中は Interactive(IT)、Music、Film(映画)、Game、Educationなどのタイプに分かれたセッションやイベントが開催されています。
SXSWの雰囲気
いわゆるXX Expoやベンダー系イベントとは違い、イベント会場のホテルだけではなく、街中がSXSWのイベント会場となっています。 街中というのは極端な話ではなく、Google や Panasonic などの企業が一軒家を借り上げて自社の展示スペースとしているのです。 この様子は後日、中島が記事にしてくれると思いますので、ここでは深く触れずにすすみますが、イメージを伝えるために会場マップのキャプチャを貼っておきます。
セッション参加へ
今日はSXSW公式に開催されているセッションに参加しました。 セッションもInteractive、Musicなどのタイプが別れており、購入したバッジによっては参加できないセッションがあるので注意です。*1 セッションはコンベンションセンターやホテルのMeeting RoomやSALONで開催されています。会場間が遠いと移動時間でセッション参加できない可能性があるので注意です。
Designing & Building for a Data Science Future セッション
最初は弊社でも注力しているデータサイエンスに関するセッションへ!どのような雰囲気でどのような内容が展開されるので非常に楽しみ!! 人気ありそうだから30分前には到着するように向かいます。 ・・・ なんと、満員で参加できないという最悪の自体・・・。30分前では既に間に合わず前に50人くらいを残し入れないという状況に。 人気がありそう、でも絶対に参加したいというセッションでは30分以上前から並んだほうが良いという知見を得られました・・・。
皆さんもSXSWに参加して、セッションに向かうときは注意してください。
Business as Usual While Revamping Decade of Code
続いて参加したのは、技術的負債の解決方法に関するセッションです。 技術的負債を解決する為の移行を負と考えず、変革としてプロジェクトを進めていくという内容でした。 細かなものもありましが、個人的に重要と感じた内容をサマリとして以下に書いていきます。
スキルとアーキテクチャのレビューを必ず実施する
- 今のスキルと必要なスキルのギャップとギャップの解決策を考える
- アーキテクチャレビューは、リサーチ、ドキュメンテーション、アウトプットしたドキュメントのフィードバックをサイクルで回すこと
コラボレート(スケジュール&リスクトラッキング)
- スケジュール、リスクとの現状を3段階で記録し、管理していく
- 緑(オンスケ)、黄(若干遅延、リスクが表面化してきた)、赤(許容できない遅延、対応計画の実行が必要な場合)
Trackerと報奨の明確化
- チーム報奨、他のチームからのインプット
タイムラインを味方につける
- スコープ、ゴールを明確にするために必要
- MVPを生み出すのはスケジュールがあるから
- 正直な会話をステークホルダーやチームと実施するため
API化
- Bag Bushingするファンを作る
必ずキープしていること
- Be Transparent
- Listen to the feedback
- Involve PR
実際に帰国したら取り組んでみようという意志と施策のヒントを得られたセッションでした。 プロジェクトやチームの大小にかかわらずチーム報奨を行うというのは、モチベーション向上と維持をするためにどうすべきか、というコンテキストのもとPMBOKにも記載されている内容でもあります。
このようにSXSWではプロダクトにフォーカスしているセッションではなく、汎用的なセッションが多そうです。 明日以降も引き続きブログでセッションやイベントのレポートをできればと思います。
*1:私は初参加なので念のためプラチナバッジを買いました。