久しぶりにブログを執筆させていただきます。
クラウドインテグレーション事業部の尾谷です。
みなさん!アレクサ使っていますか?
僕は受験日前日 (2021年2月6日) に Amazon Echo Show を買いました。
(10 インチの HD モニターがついた古いモデルです)
今日は、2021年3月22日に試験が廃止されてしまう AWS 認定 Alexa スキルビルダー – 専門知識 の合格記を書いてみたいと思います!
私と Amazon Echo との出会い
経緯あたりからつらつら書こうかと思ったのですが、誰も興味ないでしょうし、2019年にブログを書いていたのを見つけましたので貼っておきます。
現在の自分のスペック的なところだけ、簡単にまとめておきます。
尾谷のスペック
- AWS インフラエンジニアです。
- Lambda 関数はもっぱら Python でコーディング
- node.js は構築経験なし。(前職で若干改修などのお手伝い経験はあり)
- Amazon Connect の構築 2件 (業務・SSML 利用)
- 作成したスキル (趣味)
- Alexa Skill Blueprints を 2 本ほど
- ASK SDK for Python のスキルを 2 本ほど
- 取得済みの AWS 認定
- AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA) 2018/11
- AWS Certified Cloud Practitioner (CLF) 2019/04
- AWS Certified SysOps Administrator - Associate (SOA) 2019/06
- AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP) 2020/02
- AWS Certified Developer - Associate (DVA) 2020/09
試験対策
Alexa スキルビルダーは、デベロッパーアソシエイトに合格してアソシエイト三冠が達成できたら、次に受けようと決めていました。
ですので、本格的に試験対策を始めたのは、2020年10月頃ということになります。
AWS 認定試験の試験対策として、これまで Udemy や AWS WEB 問題集で学習しよう を利用させていただきましたが、Alexa スキルビルダーに関しては、前者は日本語訳が良さそうなコースが見つからず、後者は対応していなかったので、とりあえずスキルを作ることにしました。
Alexa 道場
スキルを作るにあたって、非常に勉強になったのが Alexa 道場でした。
シーズン 2 まで観れば、スキルが作れます。
試験問題の大半は「スキルを作りながら試行錯誤したときのノウハウが問われる」と感じました。
そのため、最低限シーズン 2 までは視聴してスキルを作られることをオススメします。
また、僕は Python に慣れているので node.js を避けていましたが、node.js で作った方がスムーズだったし、試験にも役に立ったと思いました。
さらに試験内容に関しては詳しく記載できませんが、動画の中のこぼれ話的なものも非常に役に立ったとだけお伝えさせてください。 つまり、Season 6 まで観るだけでなく、スキル課金やゲストスピーカーも観ておくと良いと感じます!
ペイチャンネル
スキル作成の話に戻ります。
僕が作成したスキルは、ペイチャンネルというスキルで、子供たちがお手伝いをしたらもらえるペイ (1 ペイ = ゲーム 1 分で交換) を Alexa で記録できるようにしたものです。
具体的には動画にまとめているので、ご覧ください。
このスキル開発は、Amazon DynamoDB を利用するので、バックエンドに Alexa ホステッドスキルではなく、AWS Lambda を使いました。
また、ちょっとウザがられながらも、SSML で「やった!ペイゲット!!」みたいな emotion も入れたりして勉強しました。
フロントエンドには、スロットを使い、類義語 (シノニム) をかなり登録しました。
前日に模擬試験を受験
年末年始や三連休を使って模擬試験を受けるつもりだったのですが、業務が立て込んでいたこともあり模擬試験を受験したのは前日 (2021年2月6日) 午前でした。
模擬試験の結果は以下の通りです。完全に不合格ですね。ハイ...。
総合スコア: 40%
トピックレベルスコア:
1.0 Voice-First Design Practices and Capabilities: 50%
2.0 Skill Design: 0%
3.0 Skill Architecture: 66%
4.0 Skill Development: 60%
5.0 Test, Validate, and Troubleshoot: 33%
6.0 Publishing, Operations, and Lifecycle Management: 50%
模擬試験で出題された内容を深掘り
これは結果論になりますが、本番の試験は模擬試験と同じレベルだと感じました。
ですので、模擬試験で出題された内容を記憶を頼りに Alexa ドキュメントを読んで理解を深めたのが勝因だったと実感しています。
特に、レポート機能は試験を受けて初めて知りましたのでバウチャーを消費してまで受験した甲斐がありました。
動画スキルを作っておけばよかった...
冒頭に Amazon Echo Show を購入したと記載しましたが、その購入理由は、決して話題作りや衝動買いなどではなく、受験までにどうしても動画スキルを試しておきたかったためです。
Alexa シミュレーターでは「ターゲットの端末では、指定されたディレクティブがサポートされていません。」が表示されて動画テストができませんでした。
やっておけばよかったこと
オーディオスキルをもっと勉強しておくべきでした。全く触っていなかったので、ほとんど分かりませんでした。
また、スマートホームスキルに関しても普段使っているのに、全然分からず悔しかったです。
逆に、これまで積んできた AWS アーキテクチャの知識は非常に役に立ちました。
試験結果
スコアは 815 点でした。
もっとギリギリだと思いましたが、意外と取れてました。
まとめ
長々を書きましたが、以下がまとめとなります。
試験終了まであと ひと月半しかありませんが、参考になりましたら幸いです。
- Alexa スキルを作ることをオススメします。
バックエンドのコードは Python でなく、node.js で作られると後悔しないと思います。 - できれば公開申請をされることをオススメします。 更新方法なども把握しておくと良いと思います。
- 開発者コンソールのデバッグ機能は一通り触って、JSON も見るようにしておくと良いと思います。
- オーディオスキルと画面付きデバイス特有のインテントなども一通り触っておくと良いと思います。
- スマートホームスキルも作っていると役に立ちます。
- レポート機能は把握しておくと良いと感じました。