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オフショアの探し方を考えてみる③ 国ごとのスキル調査

オフショア先ってどうやって決める?国ごとのスキル編

f:id:fv_yamazaki:20210207230752j:plain

こんにちは、タイ在住の山崎です。

今回は以前、私が
ウクライナのオフショア開発会社Mobilunityさん主催のウェビナー
で話した内容その③です。

※前回の記事はこちら
techblog.forgevision.com

この記事について

オフショア会社を探し方に検討した記事その3です。
今回はウェビナーでの発表した内容の補足で、
国ごとに必要なスキルがいるかの調査方法についてです。

この記事は以下の人を対象にしています。

  • オフショアに興味がある人
  • 将来的にオフショア先を探している人
  • オフショアを始めたいが、どう調べてよいかわからない人
  • オフショアを始めるための調査をしているが、比較の仕方がわからない人
  • オフショア=ベトナム って考えてる人
  • 上司に飲み会で「オフショアってどう?」って言われた人

--

注意点

この記事を鵜呑みにしないでください!!!

今回の記事は、
「こんなやり方があるよ!」っという一つのやり方
を考えたものです。

内容に入る前に....

縁ありまして、
ウクライナのオフショア開発会社Mobilunityさん主催のウェビナー
でお話させていただきました!

www.youtube.com (インカムの調子悪くて聞こえにくいです…ごめんなさい!)

内容

  • オフショアベンダーの選択方法
  • オフショア先を選ぶために、口コミや友人の紹介だけでなく、
    自分の会社にあったデータ収集をして、オフショアを選ぶ方法

この記事では
動画で説明できなかった選定した国の言語別スキル調査について
を本記事で説明します。

今回の内容

オフショア先の国には、求めるスキルの人材はいるか?!

オフショア先の国をある程度絞ったとして、
実際にその国には必要なスキル人材はいるのでしょうか。
Java/PHP/JavaScriptなど、プロジェクトによって異なります。

そんな時に
「本当にこの国には自分の探すスキルのエンジニアが多いかどうか」
を調べる一つの指標を考えてみました!

どうやって調べる?

調べるにしても、ネットで普通に検索しても情報が偏りがちです。
ここで自分なりの前提を立てて検討してみます。

こんな前提を立ててみた

エンジニアは、仕事で必ずググる!

自分もイチ開発者です。
開発中には必ずgoogle先生で、関数やら便利な方法を探します。

ここで、前提として
googleの検索数が、使われている開発言語のエンジニアの数がわかる!
という想定をしてみます!

google trend を使ってみた

google trend とは?

googleさんが提供するサービスで、各検索項目についての統計情報を教えてくれるサービスです。

trends.google.co.jp

対象の国と期間を指定するだけで、期間ごとの検索統計を教えてくれます!

google trend で分かること

google trendでは、
アクセス数などはわかりません!
分かるのは比率です!

google trend の例

例えば、下記条件でgoogle trendを使ってみます。

  • 検索対象国:日本
  • 対象キーワード:AWS / Azure
    f:id:fv_yamazaki:20210211175240p:plain
    引用:Google Trend;https://trends.google.co.jp/
    ※例: 2021/1/17~2021/1/23 の値

    AWS: 72
    Azure: 31

上記のように、
アクセス数はわかりませんが相対値がわかります。

google trendを使ったエンジニアの潜在人数把握

上記を使ってこんなことをしてみました!

利用情報(google trend)
“google trend” でプログラミング言語検索割合を抽出
“google trend” は検索数は出てこない、割合のみ

推定方法

  • すべての国でのプログラミング言語別の検索割合を抽出
    (Python/Java/JS/PHP/Swift)
  • 各国で同じ検索を実施
  • 各言語での分散、距離(各項目の絶対値の差)を計算
    (こっから数学みたいになってきましたが大したことやってません)
  • すべての国との検索割合が似ている
    →潜在エンジニアが多い
  • 検索割合が一部高い
    →外資の参入により潜在エンジニアが増えている
  • 各国での検索割合が平準化
    →潜在エンジニアが少ない(そもそも検索されてない)
    ※比較は分散、距離を参考に行う

ちとややこしくなったので、ざっくりいうと

  • ばらつき(分散)が低い→エンジニアが少ない可能性
  • 距離(各項目のすべての国との絶対値の差)が高い→何かの言語に特化してエンジニアが多い可能性
  • 検索値が異常に高いところをチェック ってな感じです。

下記に例をあげました。

例①

ミャンマー編
f:id:fv_yamazaki:20210211180247j:plain
dispersion: ばらつき(分散) abs: 距離(各項目のすべての国との絶対値の差)

ミャンマーはすべての国よりばらつき(分散)がありません。
つまり、いろんな言語をすべて同じようにググっているか、またはどの言語についてもググってないかがわかります。
グラフからjavaの検索値が他より高いことから、javaエンジニアは他の言語よりたくさんいそうな感じがします。

例②

ベトナム f:id:fv_yamazaki:20210211180252j:plain dispersion: ばらつき(分散) abs: 距離(各項目のすべての国との絶対値の差)

ベトナムはすべての国よりばらつき(分散)が低すぎることはありません。
なのですべての国よりはエンジニアは少ないかもしれませんが、そこそこエンジニアがいそうです。
しかし、距離がすべての国より高いため、なにかの言語のエンジニアが多いような気がします。
全体でみると、Pythonエンジニアだけ少ないようなので、バックエンドよりフロントエンジニアが多そうな気がします。

例③

バングラデッシュ f:id:fv_yamazaki:20210211180259j:plain dispersion: ばらつき(分散) abs: 距離(各項目のすべての国との絶対値の差)

バングラデシュは、分散、距離で見るより、言語で見たほうがよさそうです。
明らかにJavaエンジニアが多そうです、何か大規模開発でJavaの需要が伸びてそうな気がします。

結果(全体の評価)

f:id:fv_yamazaki:20210212001737j:plain 国を8か国に絞って、評価してみました。
データから、ちょいコメントを残してみたのでご参考ください。

いかがでしたか

今回は、google trendを使って国ごとの言語スキルが多いかどうかを調べてみました。

上記をもとに、必要なスキルに対して国を絞ってオフショア会社さんに問い合わせてみるのはいかがでしょうか。

これだけだと、机上の空論になってしまうので、どうにか実際のエンジニアを調べて裏付けできるような方法はないかなぁと考えております。

何かよい方法やご指摘がございましたら、
takashi.yamazaki@forgevision.com または、コメントくださいませ。

以上で、今回のウェビナーでの内容の補足記事はおしまいです。
また、各国のベンダーさんなどとお話したりして、より良い方法があればまたアップデートします。

読んでいただいた人のの中で、何かオフショアを探すための手掛かりになるようなことが書いてあればいいなぁ。

他の記事について

下記にオフショア関連の記事を載せています。
本記事で興味持った人がいたら、
ぜひ併せてご覧くださいませ。

・ウェビナーをやったときの概要とドキュメント techblog.forgevision.com

・オフショア国の選定の計算方法
techblog.forgevision.com