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re:Invent 2022 WorkShop 一人歩き

こんにちは、こんばんわ!クラウドインテグレーション事業部の松尾です。

re:Invent 2022 が始まって早四日目になりました。 私は英語が得意では無いため、今年はワークショップをメインに、かつ普段触れないデバイスやサービスを用いたセッションを受講してきました。
その中でも特に面白かったセッションを、2件ご紹介したいと思います!!

1つ目 [ Use AWS IoT TwinMaker to easily create digital twins for aerospace uses ]

こちらのセッションは NASA の ISS(国際宇宙ステーション)のソーラーパネルから出力される動的な電力データがサーバで保管されており、 AWS IoT SiteWise でデータを収集し、TwinMaker の 3D モデルと連携した上で、Grafana で監視するというものでした。
ワークショップは既に Grafana までの連携が完了している状況から始まり、一部のソーラーパネルの連携が漏れたようなシチュエーションで追加設定を行う感じになります。

アーキテクチャは以下の通りです。

データは以下の通りで、AWS にて作成したであろう実データに近いダミーデータを収集します。

3D モデル含めて一般的なハンズオンで準備するにはかなり大変そうですね・・・。(だからこそ受講したのですが・・・)

ワークショップの手順通りに進めると、まずは、SiteWide でデータ収集設定(アセットの作成)を行います。
その後、TwinMaker にて今回設定漏れが発生しているソーラパネルの位置にエンティティの設定を行います。
赤い丸で囲った箇所が今回の設定個所となり、エンティティ/タグ設定が完了すると他のソーラパネルと同様の表示となります。(3D モデルの操作に不慣れなのでタグの位置調整が難しかったです・・・(笑))
TwinMaker の画面は以下の通りです。

TwinMaker との連携が完了すると、Grafana での監視設定を行います。
Grafana でデータセットに接続し、一通りの設定が完了すると、以下のような出力がされます。

※PVCU 4B の位置が作業箇所だったんですが、当時スクリーンショット取得しておらず検証用の環境/資料もアクセス時間制限があったため現状取得ができていない旨ご容赦下さい。。。

ざっくりと以上のようなワークショップとなります。
ダミーデータではあるものの、衛星データを扱ったり、TwinMaker で 3D モデルを操作していると衛星を操作しているようでワクワクしました!!

日々の業務で TwinMaker を使う機会がないため、私個人としては非常に有意義な時間となりました。

2つ目 [ Build cloud-connected robot docs and making them dance ]

こちらのセッションは MangDang社(https://www.mangdang.net)が提供しているロボット犬に対して、AWS IoT Greengrass を用いたアプリケーションのデプロイを行い、ダンスさせることが目的となります。
ワークショップの流れとしては、Cloud9 を使ったアプリケーションのビルドと NICE DCV やシュミレーターを使って事前検証を行った後、Greengrass にロボット犬の登録及びデプロイを行う感じになります。
以下が今回準備されたロボット犬になります。

各テーブルに2台のロボット犬しかいないため、デプロイだけ進み具合が早い人に任せる or 順番で行うことになりますが、つたない英語の私がいるテーブルでは前者でまとまったようでした。

ツールやアプリケーションの大部分の準備は完了している状態で Cloud9 を使ったセットアップを進め、オープンソースの Gazebo シュミレーターを利用して準備したアプリケーションでロボット犬が躍るかシュミレーションします。

実際のロボット犬を起動し、ロボット犬記載の IP アドレスで WEB アクセスを行うと、IoT Core へデバイス登録するための手順が記載された Jupiter Notebook が起動します。
Jupiter Notebook に記載の内容を実施し、Docker などの必要なファイルを S3 に配置の上 Greengrass の構成ファイルを準備し、ロボット犬にデプロイを行います。

デプロイが成功するとロボット犬が躍り出します。
ワークショップの最後に各テーブルのロボット犬をステージに集めて躍らせてました!(笑) ※画像では分かりにくいかもしれませんがご容赦下さい。。。

以上が本セッションのざっくりした内容となります。
前述の TwinMaker もそうですが、デバイスを業務で管理していたり、趣味で買ったりしない限りは触る機会がなかったので非常に楽しいワークショップでした!

おまけ

各会場で色んなアクティビティがあるのですが、Caesars Forum ではサッカーのフリーキックを行い、ゴール時の球速を競うゲームがありました。

翌日は日本代表戦があるということもあり、気持ちを高めるためにプレイしてみましたが、ゴールに入らず・・・。
少し縁起が悪いことをしてしまい後悔してしまいました。。。
結果をスマホで見れるのですが、ゴールできなかったので、ゴールした時の表示がどうなるか気になりました。

その翌日、なんと、イベント参加用バッチを受け取る受付ホール(Venetian Hall C)にて、現地時間 12/01 11:00 からW杯日本代表 vs スペイン代表の試合が生中継されることがわかり、観戦しました。(日本人もちらほら・・・)

相手は強敵、前半1点のビハインドでしたが、堂安選手、田中選手がやってくれました!!!
現地の日本人も大盛り上がりで、会社の枠を超えて興奮して皆歓声をあげてました!!! ※たくさん日本人いますが、日本人だけで集まったわけでなく会場のオープンスペースです(笑)

日本代表、感動をありがとう・・・。

これから参加者が最も楽しみにしている re:Play party です!
なかなか疲労は溜まってますが、最後まで走り切れるよう頑張ります!!