この記事は AWS Community Builders Advent Calendar 2022
14 日目の記事です。
※AWS Community Buildersについてはこちらをご覧ください。 aws.amazon.com
はじめに
こんにちは!クラウドインテグレーション事業部
北原雅人(Kitahara Masato)です!
ラスベガスで11月28日(月)~12月2日(金)まで開催されておりました
AWS re:Invent 2022の参加記録をブログでまとめていきます。
今回はAWS re:Invent 2022で新しく発表のあった
AWS SimSpace Weaverについて記事にしていきたいと思います。
新サービス:AWS SimSpace Weaverの発表
AWS SimSpace WeaverはAWS CEOのAdam Selipsky氏の
キーノートにて発表のあったAWSの新サービスの1つです。
「AWS SimSpace Weaver」は
現実の都市規模で何百万ものオブジェクトが相互に連携する
大規模3Dシミュレーションを実現するクラウドサービスとなります。
各大都市における交通渋滞の改善や住宅計画の影響、
自然災害時の対策などをシミュレーション評価すると、
ヒトやモノ、車、鉄道、橋など、大都市を構成する何百万もの
オブジェクトが相互に影響することになると説明がありました。
このような現実をコンピュータ上で仮想空間として構築し、
そこでさまざまなオブジェクトを動かすことでシミュレーション
できるツールとして、いわゆる「3Dエンジン」があります。
そこで発表されたのが、大規模なシミュレーションのための
演算を可能にする「AWS SimSpace Weaver」です。
Adam氏は、AWS SimSpace Weaverによって単一のハードウェアに
制約されることなく、また演算のためのインフラを管理する必要もなく、
大規模な3D空間のシミュレーションを実行することができるとの事です。
「AWS SimSpace Weaver」の詳細については以下のセッションをご参照下さい。
CMP230:Drive! An interactive demo using AWS SimSpace Weaver
新サービスである「AWS SimSpace Weaver」が発表されて、
re:Invent 2022のイベント最中に新しくセッションが追加されました。
せっかく新しく発表されたサービスなので、ハードルは高いですが、
Chalk talkがあったので、行ってみました。
大都市を「AWS SimSpace Weaver」にて3Dモデルで
表現したものになります。
「AWS SimSpace Weaver」のシミュレーションで
表現された3Dモデルはフィジカルアセットとデジタルアセットにて
異なる結果のデータを表現する事が可能となっているとの事。
メタバースで実社会の問題を解決することが可能。
・アバターではなく、デジタルツインで構成される。
・ゲームや社会的な交流ではなく、高精度かつ決定論的なシミュレーションによる高忠実度データの生成。
・物理世界と仮想世界の間のデータ透過性
「AWS SimSpace Weaver」で表現される3Dモデルは
それぞれのサーバにおいて、アプリケーションとパーティションが
分割されたものを結合して作られているデータ群であると説明がありました。
セッションの中で実際に都市の中を救急車が走る際に
どのルートでどの程度の時間が掛かるかルート計算や
実際の交通状況も分析して「AWS SimSpace Weaver」にて
表現、計算を行うデモが行われました。
JAWS-UG GameTech 第3回 re:Invent 2022 re:Cap
先日開催されたJAWS-UG GameTech 第3回 re:Invent 2022 re:Capで
AWSJシニアパートナーソリューションアーキテクトの保里 善太様が
re:Invent 2022で発表されたGame関連の紹介で登壇されておりました。
お話されていた内容で「AWS SimSpace Weaver」はre:Invent 2021の
Wernerのキーノートで話していたAmazon Gamesの開発するMMO Game、
New Worldのアーキテクチャが紹介されており、この時に話していた
内容が壮大な伏線として、1年を経て、発表されたサービスが
「AWS SimSpace Weaver」となったとの事です。エモいですね!
詳細については、アーカイブで公開されている以下の動画を参照下さい!
最後に
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。
AWS re:Invent 2022で発表された新サービス
「AWS SimSpace Weaver」のご紹介でした。
実際に触ってみないと、どのようなサービスかは
まだまだ分かりませんが、今後のメタバース関連で
弊社が得意としている「AWS × ゲーム × 開発」関連でも
非常に夢のあるサービスで、今後も情報を追っていきたいと思います!
まだまだ、re:Invent 2022で見たセッションや新サービスについて
ブログ記事を投稿していきたいと思いますので、
皆様お楽しみに!